2012年1月29日日曜日

パパ1号

今回は、公私両方で大活躍してくれている

パパ1号  のご紹介。

当初これで移動販売のみを考えていたため
スペックよりも顔が重視されました。

店主と一緒に鹿児島入りする時には、
東京湾有明の船着場からはるばる出航。
その後、新門司から九州自動車道を縦断。

資材運びにも活躍し、
現在、専ら店主の出勤用です。

2012年1月19日木曜日

DIYのススメ お店を作ってみよう~その4:組み立て完成~

展開図と木取り図が完成すれば
あとは図の通りに組み立てるだけです。

ドリルやドライバーの使い方などは省略させてもらい
最後は展開図と完成写真を公開させてもらいます。

初回エントリーのGoalの絵と見比べてもらえると
面白いかと思います。

【A】レジ台兼品物受け渡し台
荒材で骨組みを作り、壁面に杉板を並べて着色。
天板には木目を活かすためパイン材を使用、油性ワックスで仕上げ。






















【E】オーディオスペース兼お試し用コーヒーメーカー台
大幅に変更を加えた箇所です。
杉板で棚を作り、荒材の木枠で囲いました。
壁面は杉板を貼り、全面塗装。
(展開図と完成写真、向きが違います。
展開図を90度左回転させたものが完成写真。)







































【B,C】コーヒー棚、器具棚、スタッフ作業台
杉板を組み合わせた棚を2つ作り、連結。
実は奥の棚は裏側が店員の作業台となっています。
業務用のミルと秤が置いてある。





















【F,G】試飲台
画像の公開は敢えてしませんが
FにもGにも開閉式の扉がついています。
電気ケーブルの配線用に開閉式になっているため
営業時に使うことはありませんが。
扉をピタと合わせる部分、テクニックが必要でした(笑)。

実は、焙煎所をはじめ、営業所一部も手作りしているため
実際はもっと作りました。
テスト焙煎と平行して進めること2ヶ月。

全体の完成写真は載せません。
来店時のお楽しみ。

どうでしょう。
何か作りたくなってきませんか(笑)?

DIYのススメシリーズはこれで一旦終了します。
気が向いたら第2弾があるかもしれません。

DIYのススメ お店を作ってみようシリーズ
その1:GOALの絵を描く
その2:準備
その3:展開図と木取り図を描いてみる
その4:組み立て完成

DIYのススメ お店を作ってみよう~その3:展開図と木取り図を描いてみる~

では具体的なお店作りです。

本ブログDIYのススメシリーズの初回エントリーで公開した絵を元に
A,B,C・・・でナンバリングした部分を個別に作り
後で合体させる、という手法をとりました。

■展開図

まず、「展開図」と呼ばれる設計図を描きます。

店舗スペースと焙煎所を仕切る230cmの壁(Goalの絵、画面中央)の一部を
展開図にするとこうなります。

45角の荒材をどう組み上げるか、
を具体的に設計した絵です。
どの大きさの木材が、
どこにどれだけ使われるかが描かれています。
もちろん組み立てる時も
この展開図を元に木材を組み上げます。













■木取り図

さらに木取り図を描きます。
どの資材からどんな大きさの木材を切り出すかを事細かに設計したものです。

この木取り図をホームセンターや工務店に持っていくと
担当のおっちゃんが、専用のカッターで図の通りに木材をカットしてくれます。

資材の種類、サイズや価格はお店によって変わってくるため
木取り図を描くためには事前の下調べが欠かせません。
幸い、パパコーヒーの近所には分かっている範囲でも
工務店×1、ホームセンター×3があるためとても助かりました。
実際、パパコーヒーの店舗内装の9割9分は、
ナフコ(七ツ島店)とニシムタ(N'sCITY谷山店)の資材とカットサービスによって
成り立っています。
特にナフコ資材館のN田氏にはとてもお世話になりました。上手だし、早かった!
(たまに木取り図が読めないおっちゃんがいて、大変でした・・・。)

余談はさておき、
さきほどの仕切り壁に使う荒材を木取り図にするとこう。





















すべての内装部分の展開図と木取り図を描き、
ホームセンターでカット。

これで、設計と資材調達が完了です。

次エントリーへ続く

DIYのススメ お店を作ってみようシリーズ
その1:GOALの絵を描く
その2:準備
その3:展開図と木取り図を描いてみる
その4:組み立て完成

DIYのススメ お店を作ってみよう~その2:準備~

いよいよ、お店を自分の手で作ることになったら
準備開始です。

どこを自分で作って、どこを専門家に任せるか
ということを整理しておいた方が良いです。

パパコーヒーで実際に手を入れたところは以下の通り。
【1】ガスの配線変更
【2】電気の配線変更
【3】洗面台一基追加
【4】トイレと焙煎所の間に部屋を一つ増設
【5】その他の内装工事すべて

当初、【1】以外はすべて自分でやろうと考えていました。
が、【2】【3】も施工には免許が必要ということで、
【1】~【3】は業者にお願いしました。

【3】【4】は、保健所から営業許可をもらうために必要な項目でした。
手をつける前に業態は分かっているはずですから
事前に保健所その他の公的機関に確認しましょう。
パパコーヒーの場合、【3】【4】について後から指摘され、手戻りがありました。
このタイムロスはとっても痛いです(笑)。

では、いよいよ作業開始。

工具類は色々使いました。
ただし、本当に必要なものはそんなに多くなく、
買ってもそこまで問題ないレベルです。

一番必要なものは「気合(プライスレス)」です。

パパコーヒーは、ほぼすべて木工だったため
本当に重宝したのがこれ↓。

■インパクトドライバー

ハンマー機能がついていてビスを打ち付けてくれる
電動ドライバーです。
パパコーヒーでは、電圧14.4V、
無負荷回転数分間0~2600、同打撃数3000の
わりと強力なものを使いました。

インパクトドライバーを新調した時、
これさえあれば何でも作れるんじゃないかと過信した程、作業が効率化します。

その他工具について。

■ビス

数百本単位でパッケージ販売されている「コーススレッド」が良いです。
安いし、強度もバッチリ。
弱いビスだと、インパクトドライバーの打撃に負けて溝が丸くなってしまいます。
パパコーヒーは、コーススレッドや天ビス合わせて1000本近いビスを使っています。

■鋸、サンダー

鋸やサンダーは、資材の縦横幅がきっちり揃わなかった時などに使います。
今回は、通常のリーズナブルな竹挽き鋸と、
細かい加工用に挽き回し鋸を使いました。
サンダーはお隣の居酒屋「彩いろ」さんのマスターが貸してくれました(!)。
サンダーは、壁扉部分のミリ単位のサイズ合わせに重宝しました。
汚い荒材をキレイにするのにも使えます。

■塗料

木工では、着色も大切なポイント。
木目を活かした風合いにしたいのであればワックス選びを慎重に。

パパコーヒーでは水性ペンキと油性ワックスを使用。
着色部分はペンキを重ね塗りし、
レジ台などの木目を活かす箇所は、OSMOカラーで仕上げました。

その他、焙煎所のダクト部分の柱に、
「エイジング(経年)加工」を施してみたのですが
誰も気づいてくれないので、ここでは伏せておきます(笑)。

■その他

細かい工具・道具類は必要に応じて。
まずは「メジャー、スケール」
設計時から施工まで“採寸の鬼”でした。メジャーは頻繁に使います。
店舗スペースの端から端までをカバーできるものが◎です。
「養生シート、テープ」
賃貸物件であれば施工時の養生は欠かせません。
養生テープは塗装時に使用。
「接着剤、木工用ボンド、パテ」
解体のことを考えると、あまり使いたくないのが接着剤ですが
今回ボンドは大量に使いました。
隙間穴埋め用のパテは購入しましたが、実はまだ未開封です。
「電動ドリル」
すっかり忘れてました。ドリルも必須です。
基本的に
ドリル→ドライバー→ドリル→ドライバーの繰り返しです。

道具が揃ったらいよいよ施工。

次エントリーへ続く

DIYのススメ お店を作ってみようシリーズ
その1:GOALの絵を描く
その2:準備
その3:展開図と木取り図を描いてみる
その4:組み立て完成

2012年1月18日水曜日

DIYのススメ お店を作ってみよう~その1:GOALの絵を描く~

ブログを開設して2回目のエントリーは
お客さんに対してというよりも
「これから自分でお店を作ってみようと考えている」という方へ
店主の経験を共有することを目的とします。

それから、東京ほか各地の友人知人達へ
店主が鹿児島に移住してから
オープンまでの間、一体何をやっていたかの
報告も兼ねて。

細かく挙げればキリがありませんが
一言で言うと、お店を作っていました。

引っ越して来た当初、
店舗スペースは、学校の多目的教室のようなガランとした空き部屋でした。
前の借主が会社の営業所として使っていたとのこと。

ここに、自家焙煎コーヒー屋としての設備を整えなければいけない。

最終的に自家焙煎パパコーヒーが出した結論は
「お店は自分達の手で作る」でした。
この時の店主夫婦の討論の内容などは省略します(笑)。
※ちなみに店主(♂)は断然業者に任せる派
店主(♀)は自分達の(というか旦那の)手で作る派
でした。

ここはとても大切な判断ですので慎重にすべきです。

まずGOALの絵を描きます。
何が必要か。それぞれ、いつまでに作るか。

何が必要か、については
店主(♀)が焙煎コーヒー豆店勤務経験が長いため
店舗オペレーション導線から必要な設備まで、
もれなく洗い出せました。

お店を作りながらテスト焙煎を重ねる必要があるから
焙煎所は先だね、といった具合に
作る順番や期限が自然に決まっていきました。

空き部屋細部の採寸を繰り返し
1枚の絵が完成しました。
(完成したお店は、かなりこの絵に忠実です。)
※パースが狂っている部分は、イメージが曖昧な箇所で、
実際、E、Fのあたりは作りながら大幅に変更しました。




















この時点で予想される
「お店の質」と「コスト」が
業者に任せるか、DIYで自分で作るかの
判断の元になるかと思います。

ともかくこの1枚の絵から
パパコーヒーのお店作りはスタートしました。

次エントリーへつづく

DIYのススメ お店を作ってみようシリーズ
その1:GOALの絵を描く
その2:準備
その3:展開図と木取り図を描いてみる
その4:組み立て完成

2012年1月6日金曜日

今年もよろしくお願いします。ブログ、始めました。

新年明けましておめでとうございます。
2012年1月5日、自家焙煎パパコーヒーは新年最初の営業日でした。

昨年11月のオープンから数えて
パパコーヒーの歴史はまだまだ2ヶ月程ですが
この2ヶ月間、既に多くの方々に支えてもらっていたことを実感しています。

特に、東京から来た見知らぬオトコの店に
オープン直後から
繰り返し来てくれる地域のお客さんには
サービスのレベルを少しでも上げることで恩返しをしたい。

そこで今年は─

■コーヒー豆、充実させます。
⇒味のレベルアップと銘柄数アップ。ブレンドも増やします。

■お店、キレイにします。
⇒POPの質、内装、何より外装。

■ギフト、強化します。
⇒ギフトセットの種類充実。何よりラッピング技術。

■WEB、強化します。
⇒公式ページ開設。カート機能も。

一杯のおいしいコーヒーにより
多くの「良い仕事」が生まれ
結果
鹿児島や日本が元気になる。

そんなシナリオを思い浮かべつつ
パパコーヒーは今年1年精一杯頑張ります。